6月3-7日まで大阪に行ってました。第111回日本精神神経学会に参加するためです。といっても自分で発表とかするわけではなく聴衆としてですが、、、。学会は時々参加してますが若い時は自分の発表があるともちろんその時間は会場にいますがそれ以外は会場の外にいることも多かったのでした、、はは。歳とともにずーっと会場にいられるようになって、、、というのもこういう大きな学会は多くの部屋で同時にいろいろなテーマで会が進んでいくので自分の関心のあるテーマが見つけやすいんですね。若い時は自分の研究に近いものしか関心がわきづらくて、、、すると会場の外にいってしまうパターンになるんですが、ずーっと精神科医を続けているといろいろな患者さんの治療で難渋した経験が増えてくるので研究してた以外のテーマでも聴きたくなってくる、、、ずーっと会場にいるというパターンですね。
 今回は成人発達障害の診断、森田療法のコツ、家族療法、認知症疾患医療センターらが興味深く聴けました。特に家族療法に関しては10年ほど前にも聞いたことのある講師の先生のお話でしたが以前より共感して聴けました。この10年で私もいろいろと考えることが増えたんでしょうね。さっそく資料を取り寄せて読んでます。あとは特別講演でノーベル賞の山中伸弥先生の講演もあり愉しく聴けました。山中先生が最初は整形外科の医者になってなかなかうまくやれなくて研究に鞍替え、アメリカ留学、その後関西の研究所で人もいなくて予算もなくて、、、でもvisionを語って数名の研究生が参加してくれて、、、と波乱万丈的というか、、、。
 楽しい大阪の学会でした。