睡眠障害
眠れない日ぐらいは多くの方にとって多少とも経験のあることでしょう。
眠れなくても死なない、、、確かにそのとうりでしょうが眠れない日が続くと精神的にも肉体的にも非常に辛く感じるものです。
あまりこだわってもいけませんが心地よい睡眠は精神的身体的コンディションの指標となるものです。不眠が時々あるぐらいであれば様子をみてもよいでしょうが何日も続く、あるいはまったく眠れないとなれば何らかの対応が必要となります。お酒の力をかりて眠っている人もいますがこれはアルコールへの依存傾向が増すため避けるべきです。
不眠で一番多いタイプは原発性不眠症、何らかのストレス的なことがあって性格的にも神経質な方でよくみられます。寝つきがよくない、途中でなんども目を覚ましてしまうなどがおき、そのうちにそれが癖になってしまいます(条件付け)。
他にもうつ病とか精神の疾患でも不眠はあらわれます。うつ病では多くの場合なんども目を覚ましたり、朝早くに目が覚めてしまうことが続き、目覚めの気分もよくないのが一般的です。
また逆に過眠が問題となることもあります。多いのは睡眠時無呼吸症候群というもので寝ているときに呼吸がしづらくなるため睡眠が安定せず、そのため日中に強い眠気があらわれてきます。寝ているときに十数秒続く無呼吸と大きないびきが特徴です。ナルコレプシーという日中急激な眠り(睡眠発作)、笑ったりしたときに力が抜ける(脱力発作)、金縛りなどがみられる疾患もあります。
他にも眠る時間帯がどうしても朝方にずれてしまう睡眠相遅延症候群という疾患もあります。
睡眠薬についての不安もよく聞くのですが適切な指示に従って服用する限り危険はありません。睡眠についての悩みは意外と深刻なものが多いので早めに専門家に相談することをお勧めします。